「優里っちゃーん」
今日は何をしよかうか、と家でゴロゴロしていると、母さんが、異様なまでのハイテンションぶりを見せながらこちらへきた。
何か、嫌な予感がするのはあたしだけだろうか…?
「…なに?」
シカトするわけにもいかず、仕方なく反応した。
「あなた……桜美坂を退学になったんだったわよねぇ?」
……は?なに突然。
そんなの前から知ってるじゃん。
「……そうだけど」
すると母さんは、とんでもないことを言い出した。
「それでなんだけどー!優里に行ってもらう学校のこと…あたし達で決めちゃったから♪」
「…はぁああああ!!!!!???」
えへ、なんて言葉が似合うくらい、可愛く言ってのけたMy mother。
いや、無理がありますけど…。
ちょっと酷くないですか。
「はぁ…で、どこにしちゃったわけ…」
呆れてそう聞くと、
母「えっと、安西よ♪」
「はあぁぁぁ……」
今度はため息しか出てこない。