「さ、飲み物ー」



家の中は綺麗にしてあるみたい。




だけど、たまにぐしゃぐしゃにした紙が散らばってる。



何が書いてあるんだろう…




一つ拾って見てみることにした。



「おい、隆也、羽衣ちゃんに見られていいのか??」




なぜか焦る修一さんと



「ん?何が??」





と呑気にお酒を飲んでいる隆也さんを横目に




紙を開いてみる。



『な、っ…なにこれーー!』



「だから言ったのに隆也!!」



頭を抱えて呆れてる修一さん。




「ん?何が??」



・・・未だ呑気な隆也さん、その発言、もうさっき聞きました!



で、これってだれがかいたの!?




まさか隆也さんが??




でも、隆也さんって小説家だったよね?



「あーーそれ見ちゃったか、それ失敗作だから恥ずかしい、あんま見んなー?」




いや、失敗作か失敗作じゃないかは今はどうでもいいんですよ。




どっちにしろこれは人に見せるものじゃないと思います!



というかこれかいたの隆也さんなんですね!!