「羽衣ちゃーん?ほら、はやく乗りな?」


『・・・』



目の前の車を見て私はボーゼンとする



「羽衣ちゃーーん、おいてくぞーー?」



な、なんなの!?この高級かつド派手なバリバリ改造車はぁ!!



「羽衣ちゃん?おーい、生きてる?生死さ迷ってる?」



さっきから隆也さんは目の前で手をブンブン振ってるけど



そんなの無視!!



『これ…隆也さんの車ですか?』




「お、生き返った!正真正銘俺のだけど?」



ですよね・・・




でも、そうなると隆也さんって何歳なんだ??




「羽衣ちゃんさっきから意識飛びまくりだねー、大丈夫?」



もう20歳は超えてるよね、



肌綺麗だからそんなに年には見えない。



「あ、もしかして妄想しちゃってる??俺と羽衣ちゃんがベッドの上であ…」



『してません!!』



なんてこと言うんだこの人は!!




私はまだそんなことしたことないのに!!





「大丈夫!俺はそんなすぐ抱くような男じゃないから!」



『だからしてませんって…』




私の話聞いてる?この人。