私は指定された席につく。指定された席は一番後ろでひとりでほくそ笑んだ。 一番後ろの席はなんでもできる極楽席だ。 「こんにちは」 私は友達をつくるべく、にこりと隣の席の男子に挨拶した。 ……ら、 高木雄輔……だった。