恋したカレはヴァンパイア



いつものようにセットした
目覚まし時計が
勢いよく鳴り出す。

そう。

いつもと何も変わらない
とても平凡な朝。























・・・・
のはずだった。






目覚ましを止めて
もう一度頭から
布団の中に入る。

そして


「はぁ~~~~~」


これがあたしのクセ-----


こうしないと
起きられないんだよねぇ







モゾモゾっ




「えっ・・・・・・??」


なんかカタマリがいる・・
てか動いてるっ!!!!!




いや。
いやいや、
そんなことがあるはずないっ

うん。
きっと見間違い。





















「見間違いじゃないよっ??」



えっ・・・・



「おはよう、李緒っ」







「きゃぁーーーーっっっ!!!!!」



布団の中で
カタマリは喋りました。

































「はじめまして。
ネオっていいます。
よろしくね?」

カレはそういい
にこっと笑う。



でも私は開いた口が塞がらない・・・・。


「どうしたの?」


・・・・・


「おーい。」


そしてやっと
口に出した言葉は


「なんでいるの?
てか誰ですか・・・?」






「・・・・・・
ん?だからネオだよ。」


いや、もう聞いたし・・
それよかなんでいるの?

「それは聞きました・・
なんでいるの??
てかどうやって入ったのっ???」

私、鍵しめたよね・・??

頭の中はぐるぐる
混乱している・・・



「鍵はしまってたよ。」



は??
なんでわかったの?


「それぐらいわかるよ。
だって顔に出てるしっ」





あっ
なるほどね・・・


じゃなくて!!!!!


「なんでいるの?
でしょっ??
君はなんでもすぐ顔にでるねっ」


はっ??
なにこいつっ!!!


「あ、怒ったっ!!!
百面相だ♪かわいいっ」



うわぁ///
何この人っ
かわいいとかサラッと・・・

絶対タラしだ。



「もう、からかわないでっ!!!
早く理由を教えてっ!!!」


そう!
なんでいるの!!!


「あ。そうだった。

李緒、君はヴァンパイアプリンセスだ。
プリンセスをお迎えに行くのが
私の使命。

改めまして
ネオでございます。

以後お見知りおきを。」




・・・・・・・・・・・。




「それでは行きましょうか??
プリンセスっ?」




ネオと名乗る男は手を差し伸べる・・


「いやいや・・
あんたなにいってんの??

まじで意味わかんない。」


私はかぶりを振る。


ネオは私のほうを見て微笑んでいる。


「ちょっ待って・・
何?どういうこと??」


「李緒?
とりあえず行きましょう。」


なんで名前知ってるの?
そういえばさっきも言ってた・・・


「さっ、制服に着替えて。」


ニコニコ


「なにニコニコしてんの??!




もう分かったから!
着替えるから出てって!!!」





「ですよね~」






訳も分からず制服に着替え、
ネオを呼ぶ。


「着替えた・・・。」


「おぉー、やっぱかわいい♪
李緒は何着てもかわいいね♪」


「からかうなっ!!!」


ニヤニヤしながらからかってくる・・
めっちゃむかつくなんなのよ!!!


「李緒・・・」


下を見ながらむくれていると
ネオが私の名前を呼んだ。


「さっ、行こうか。」


さっきのふざけた顔とは違い
真剣な顔。


ドキッ・・・


何動揺してんの!!?
バカみたい・・


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