郁「お父さん!」



父「ヴヴッ」


目の前に

たくさんの血をだしてうずくまっている

お父さんがいた。


郁「お父さん!お父さん!しっかりして!お父さん!」


「どうした!?
 うわっー
 妖鬼だ!
 あれは、籠(ろう)だ」

 

籠?


籠「チッ」


籠と呼ばれた妖鬼は

そのままどこかにとんでいってしまった。
















この後、

お父さんはそのまま息をひきとった。