私のお父さんは、
堂上家の15代目だった。
お父さんは、
みんなから信頼されていて、
私の事もかわいがってくれた。
お父さんが殺されたのは、
ちょうど私の5歳の誕生日だった。
その日は、
私の修行が始まる日でもあったので、
普段はきつくはってある結界もゆるんでしまっていた。
それを知った一匹の妖鬼がせめてきた。
私が廊下にでたときだった。
大きく黒い塊がこっちにせめてきた。
大きな鳥の形をした妖鬼だった。
私は初めて妖鬼をみたこともあって
その場から動けなくなってしまった。
妖鬼が襲いかかってきて、
もうダメだと目をつぶった
そのとき…