「ぃまから、自由行動にします。4時までには帰ってくるように」


先制たちの合図で班ごとにバラバラとちった


「あたしらは?雄二たちは?」
「彬ちゃん達なにしてるの?」


裕美と顔を合わせた


あたしたちの班だけが取り残された


「仕方ないか、千紗行こう」
「ううん、あたし行かない。彬ちゃん達待ってる。さきにいってて?」
「千紗が待つならあたしも待つよ、みっちゃんとあたるは二人で遊んで来な、てか遊びに行ってて?」


裕美の圧倒的なオーラに二人して何処かへ行った


ふふっと笑うと裕美が私の頭を軽く叩いた


叩かれたところに手を添えてさすった


いたくないのに摩ってしまった


まだかなぁ学年主任話長すぎ



早く彬ちゃん達に会いたいのに


「千紗?」


低くて、でも優しいあなたの声


振り返るとどこも怪我してない彬ちゃんと雄ちゃん


あれ?さっき、血いっぱいついてたよね?


あの血は誰の?


あっ!こんな事思ってる暇ないんだった


彬ちゃんにあやまらなきゃ


「彬ちゃん昨日はごめんなさい」