「ねぇ千紗、千紗は彬人の彼女になって、どう思う?」


布団の中に入ってあたしたちはガールズトークをしていた


「んーとね、毎日が楽しくなったよ」


ニコッと笑ったあたし、裕美も笑った


「彬人達はね、県でナンバーワンを争うほどの強いチームなの。ナンバーワンにふさわしいチームは2つ。一つは彬人達Blue Bard もう一つは、龍王」


裕美は真剣な顔をして話し始めた


「龍王のナンバーワンは日向 直人」
「えっ⁉」


直ちゃんが、ナンバーワン


じゃ、直ちゃんと彬ちゃんが、抗争するかもしれないの?


「千紗?大丈夫?」
「大丈夫だから続けて」


裕美がコクンと頷いた


そして話し始めた


「いつ彬人達が狙われるかわからない、今龍王は姿を消している。いつ何時襲いかかってくるかわからない」


彬ちゃんが襲われる?


「千紗?あたしの言いたいことわかる?」


裕美の言いたいこと?


「分かる。Blue Bardのナンバーワンの彼女としての覚悟を持てっていう意味でしょ?」


あたしの言ったことに裕美が頷いた


覚悟、もしかしたら明日かもしれない、明後日かもしれない、覚悟ができる?


彬ちゃんが直ちゃんが、戦うんだよ......