じっと見つめられてると、瞳に吸い込まれちゃいそうなくらいきれいな瞳をしていた


本当にあたしを守ってくれそう


「あたし、重いよ?」
「知ってる」
「あたしわがままだよ?」
「知ってる」
「あたし泣き虫だよ?」
「知ってる、泣き虫なのも弱虫なのも全部おれが受け止めるから」


本当に彼は自信満々な顔をしてあたしを見てくる


「千紗!ここまで俺に言わせたんだ。俺の女になるか?」
「~~~~~っはい」


あたしの返事を聞いて彼は優しく笑ってあたしの頬にチュッと優しくキスした


「千紗!おめでとう」
「彬人お前やるなぁ~」


裕美の声や雄二さんの声が聞こえて、あたしは急に恥ずかしくなって下を向いた


はずかしぃ~


あたしってこんな大胆な女だったっけ!?


「すげ~」
「やっべぇ、あいつ男前だなぁ」
「いいなぁ~あたしもあんな風に告白されてみたぁ~い」


転々と聞こえる声はあたし達に向けられていて、この瞬間あたし達はがくねん公認のカップルになった


「千紗、覚悟はいいか?」
「へっ?あっちょっ!!」


彬人さんはあたしを軽々持ち上げてお姫様だっこをした


「やっおろしてぇ」


恥ずかしさのあまり顔を手で覆ってしまった


「見せつけんなよ彬!」
「千紗よかったねぇ~」


裕美が嬉しそうな声で行ってきた


「もっ許してぇ」


彬人さんを見ると、彬人さんはすぐに下ろしてくれた


そのあと、みんなから質問攻めされたことは言うまでもない