またわけがわからなくてあたしは戸惑った


「いやぁ~逢っちゃったんだ。あの軍団に」


未だに笑ってる裕美を見て少しむっとした


「彬人と雄二に逢っちゃったんだね」


話がつかめない


「どういうこと?」
「あの2人絶対姿見せなかったのに」


ん?どういうこと?


「彬人と雄二はね幼なじみなの、あの2人は小学生のころから悪さしてたんだよ、中学でも手がつけられなくてね、学校も退学になったの」


中学で退学って、やばすぎなんじゃない!?


どんな悪さしたの~? 


「それから、高校もドにうかったか誰も知らなくて、どこで何してるのかも分からなくなった。でもこの学校だったんだ。今朝雄二を見て驚いたよ」


ん?待てよ?裕美は2人とどんな関係!?


「あたしとあの2人は、幼なじみ!」


へぇ~幼なじみなんだぁ...えぇ!?


「おっ幼なじみなの?」


今日は驚くことばかりだ


「そっ!あの2人の行方あたしさえ知らなかったのに、千紗にさきこされたぁ~」


悔しそうに机を叩く裕美


「裕美、ずっと逢いたかったんだ?」
「変なところで鋭いね?そう、会いたかった。だから今日会えてうれしかったよ」


裕美が遠くを見つめるように優しく..でも悲しく微笑んだ


「あのね裕美、あたしまだ話してないことあるんだ」


そう、彬人さんに言われたあの言葉


“俺の女になれよ?千紗”