急いで立ち上がって脱がされていたブレザーをはおって保健室を出た


....はぁ、何かすごくドキドキした


何でだろう!?


急いで教室に戻ると、不安そうな顔して椅子に座ってる裕美の姿があった


「裕美ッ!」


裕美に話しかけると、裕美はあたしの肩を掴んだ


「何してたのよぉ!なかなか帰ってこないから心配したじゃない!」


裕美はあたしの肩を揺らして怒りを表した


「ごっごめんなさい!」


あたしの手頸のあざに気がついたのか、裕美はいったん停止してから涙を流した


「えぇ!?どうしたの?」


何も分からないあたしはただおろおろしていた


何で泣いちゃうの!?


あたし泣かせるまで心配させた!?


あたしの頭の中は疑問文でいっぱいだった


「手、雄二達にやられたの?」


ん?手?


「うわぁ!こんな青痣になってる」


改めて光があるところで見るとひどすぎるあざに自分で苦笑いしてしまった


....てか、雄二さん達って言ったよね!?


「ちっ違うの、雄二さん達は助けてくれたの」


あたしは昨日会ったことから順に裕美に話した


裕美は相槌を打ちながらあたしの話しを聞いてくれた


話し終わると、裕美は大笑いした


「えっえっ?何で笑うの?」