彼らにペコっと頭を下げて教室を出ようと立ち上がったら、教室のドアが勢い良く開いた


「ねぇちゃんいる!?」


ん?ねぇちゃん?


「遊!?なんでいるの?」
「あっ、彬人さん雄二さん」


遊がペコっと頭を下げる


「えっ?ゆうの姉ちゃんってこいつ?」
「はい、姉の千紗です」


あれ?この3人どういう関係?


「へ～遊のお姉さんだったんだ」
「な～んかみたことある顔だなって思ってたんだよ」


雄二君が話している


知り合いなのかな?


「母さんが姉ちゃん帰り遅いから迎えに行ってあげてって行ってきたんだぞ?何してたんだよ!」
「ごっごめんね、携帯なくしちゃって」


遊にはやっぱり叶わないか


「そっ、じゃ―帰るぞ」
「うん、あの、本当にありがとうございました」


遊のあとについて教室を出た


そのあと遊都はなにも喋らずに家に帰った


「ただいま～」


家に帰るとママとパパが飛んできた


「千紗どこに居たの?」
「えっ?学校だけど」
「電話したら、男の子でて驚いたじゃない!」


...男の子?


「えぇ!?誰それぇ」


待てよ?思い当たる人物が一人


彬人さんじゃない?