ブブー...ブブー...


そのあと、3人で楽しく喋っていた


少したってゆうちゃんが帰ってきた


その直後、あきちゃんの電話が鳴った


「すまん」


そう言ってあきちゃんは病室を出て行った


「何だろうね?」

「さぁ、また何かあったんじゃねぇか?」


ゆうちゃんはあきちゃんの後ろ姿を見ながらそう言った


なにかあったのかな?あきちゃん、なかなか電話終わんないな


あきちゃんの背中姿をずっと見つめていると、あきちゃんが大きな声を出した


大きすぎるその声に、あたしの肩がビクッと揺れた


それに築いたゆうちゃんがあたしの背中をさすってくれた


「ありがとう」


ゆうちゃんは満足そうにあたしの背中から手を離した


あきちゃんの電話が終わらないことにだんだん不安になってきた


なおちゃんのことでかな?


もしかしたらあたしのことかもしれないな


それともあきちゃん自身のこと?


「...分かった、今すぐ行く」


やっと声が聞こえたと思ったら、そんな言葉だった


どこいくの?


電話を終えたあきちゃんがあたし達のほうへ振り向いた


「わりぃな」

「どうした?何があった?」

「直人が俺らのたまり場まで来てんだって、だから来てくださいって面子が」


なおちゃんが学校に?