そのあと、あきちゃんとラブラブしてると裕美がいきなり部屋に飛んできた


「ちさぁぁぁぁぁぁ!」

「きゃぁ!どしたの裕美?!」


裕美があたしに抱きついてきて、あたしを思いっきり抱きしめた


裕美の抱きしめる強さは半端じゃなく強い、だからあたしは“うっ”となった


苦しい...裕美はなして...


「裕美離して」

「いやだ!離しちゃったら千紗がどこかへ行っちゃう」


裕美はぽろぽろと涙を流しながらあたしを抱きしめてる


「大丈夫だよ、もうどこにも行かない」

「絶対に絶対?」

「うん!絶対に絶対」


裕美を自分の力で思いっきり抱きしめた


すると、こん条約された腕がきりきり痛みだした


「い...っ!!!」

「千紗!?」

「だっ大丈夫」


まだ大丈夫、我慢できるから


我慢しなきゃ、お医者さんだって最初はいたむっていってた


裕美がくる前にお医者さんがあたしの部屋に来て話してくれた


1.2週間経ったら治るって言われたから、それまでの辛抱だ


大丈夫、あたしなら耐えられる


裕美があたしから離れ、あきちゃんをドンッと押してあきちゃんが座ってた椅子に座った


あきちゃんはよろよろと棚にもたれて裕美をすごい怖い顔で睨んでいた


はっははは...相当怒ったよ


あたしは目でダメっと訴えてから裕美に視線を移した


「で?何しに来たんだよ、要件を言え」

「あっ、ばれちゃった?」