「何もないのに...生きてる資格なんてない」


あぁ、ダメだなぁ


離れて1日目でこんなのになって、これから一生会えないのにあたし本当に死んじゃうかも


手頸でもなんでもきって死んでしまいたい


遊にみんなに会いたい、あたしを抱きしめてもらいたい


もうそれもはかない夢


元通りの生活はあたしにははかない夢なんだ


醜い、汚い、哀れ...今のあたしにはこんな言葉がお似合いだろう


「帰りましょう、千紗さん」


再び付き人に手頸を握られ、絶対逃がさないとでも言いたげな力であたしの手頸を次ってきた


もう逃げられないのなら、何も食べずに、何も飲まずに、どこにも行かずに部屋で眠ってるほうがいい


ベットも机もすべて明日には届く


今日は床で寝るしかない


冷たい床はあたしにお似合いだ


「絶対入ってこないで」

「分かりました」


何もない、あるのはかすみ草だけのあたしの部屋にねっ転がって一人寂しく声を殺して泣いていた


泣いたってしょうがない、すべてを招いたのはこのあたし


自分で責任取らなきゃだめなんだ


守るためとか言ってあたしは責任でここに居るんだ


結局あたしは自分のことしか考えられないただのバカ


こんなので守れるなんておかしい


どんだけずるい女なのか、自分をすごく憎くてしょうがない


自分で自分を殺してしまいたいぐらいに...