「千紗、もう寝たか?」

「んん、寝てないよ」


シングルベッドの上で2人くっついて寝っ転がっていた


ときどき話しながら、あきちゃんとたくさんの話しをした


「俺さ、龍王に勝って颯さんの敵を討つんだ。龍王だけは絶対にゆるさねぇ」


あきちゃんの手が震えてることに築いたあたしはむくっと起き上がってあきちゃんの手を握った


「うんうん、あきちゃんなら勝てるよ!」


あきちゃんがあたしの手を握り返して、そのままあきちゃんのほうへ引かれた


あきちゃんの胸にすっぽりはまった阿多はそのまま抱きついた


「千紗...」


愛おしそうにあたしの名前を呼んでくれるあきちゃんを愛おしく思う


「あきちゃん、あたしのこと抱いて?」


あきちゃんに抱いてもらったらあたし1週間でも何週間でも我慢できる


抗争が終わるまであきちゃんのぬくもりは感じられない


だから、だから今だからあきちゃんのぬくもりを感じたい


抗争で離れてる間も、体すべてであきちゃんを覚えていたい


だから、お願いあたしを抱いて


顔をあげてあきちゃんを見つめた


「....お願い」


さっき以上に力を強めて抱きしめた


「良いのか?」

「...うん」


あきちゃんの手を握っていたあたしの手と変わってあきちゃんがあたしの手を握った


そのままそっとキスをされた


「ん...っ」


あたしの初めての相手はあきちゃんでした......