授業がおわり、わたしたちは次の授業がはじまるまで中庭のベンチに座ってのんびりすることにした。

教室から外にでると、たくさんの人たちで溢れかえっていた。


「うわ!なんだこれ!すげ〜人の数だな!!」

「たぶんサークル勧誘だね。僕達も一年だから勧誘されると思うよ。」


「でももうすぐ夏休みだよね?まだサークル勧誘してるんだー」

「だからじゃない?夏休みはイベント日和だからたくさん人入ってくれたほうがお金集まるし、楽しいじゃない?」


なるほど。そういえば、雪斗くんはサークル入ってるのかな?


「ことちゃんはサークルなにか入ってる?」

「ううん。なんか結局決めきれなくて…。雪斗くんは?」


「実は僕もなんだ。」


「なんだよ!2人とも入ってねーのか!じゃあそのサークルとやらに三人一緒に入ろうぜ!」