「もしかして、気にしてますか?」
「あぁ、、、いぇ。」
気にするに決まってる。
「別に大丈夫ですよ。
さぁ、お食べください。リンゴのケーキです。」
「はぁ、、、あの敬語やめてください。年上でしょうし。」
「じゃぁ、お言葉に甘えましょうか。まぁ、元がこれなんですけどね。僕にも普通に話してください。」
「はい。あの・・・これ美味しいです。
ここでこんなことしていいんですか?」
怪盗のときよりこういうほうが緊張するんだけど・・・
てか、こんな大庭園の中央ってヤバくないか?
「ありがとうご・・・、ありかとう。
ここはレオン様の場所ですから。使用権をいただいたので。フフフ」
「使用権?」
紅茶をすすりながら執事さんが言う。
「私の誕生日に。
あの方はなつくと扱いですからね~」
「そんな・・・軽いかんじに、、、。」
腹、、、黒いのか?
こいつ。
この顔と見た目で・・・。