「え、何いきなり?優恋してんだ。あー俺も恋したいなあ。」



はるかはわざとらしく歯を食い縛る。


「ねっ!ねぇ、はるかは好きな人いるの!?」


なぜかわからないけど、



きぃは少し焦っている。




「き、きぃ?」




きぃの顔はほんのり紅くて…




薄いほっべは淡い林檎のようで。



「俺好きな人…いないよ。」