ガチャ

不意に生徒会室のドアが開いた

「よぉ!お前ら!!ひさしぶりだな!!!」

「「「…………………」」」


最、悪、だ


「おい!!お前ら無視すんなよ!!俺が話しかけてるんだぞ!!!」

摩「そうだよ〜何ヒーくんを無視してんの〜?」

婁「…………」

彪「おいお前ら、俺の光を無視するとはいい度胸だな」

摩「ちょっと!!会長のじゃないよ!!僕のだもんね〜?ヒーくん」

光「俺は誰のものでもないぞ!!!」


「「「……………」」」

ただでさえ精神的にも肉体的にも限界なのに、これはキツイ
こいつはキツイ

なぜこのタイミングで来たんだ

こんな茶番するなら、どっか違う場所でやってくれ


「会長、何をしに来たんですか?」

彪「あ?会長である俺様が生徒会室に来るのに理由などいらんだろう」

どっかりとソファーに座り、偉そうに足を組む姿に苛立ちが募る


「会長である自覚があるなら、仕事して下さい」

光「彪流は仕事してるって言ってたぞ!!!仕事してないのは雅たちだろう!!しっかり仕事しろよ!!!」

毬藻が発した言葉に、思わず唖然とする


私たちが仕事をしていない?
この状況を見ても何も気づかないのか?
食事もほとんど抜いて、寝る時間も減らして、必死に仕事をしている私たちが、仕事をしていない?


ふざけるなよ…