――――――
 ――――――――――
 ――――――――――――――

 
ふぅ…疲れた……


生徒会室のソファに全体重をかけ、思わずため息を吐きだす

仕事をする気にはなれなかったから圭と並んでのんびりとしていた…のに…


「おい」

 
…どうやら今度は人を見下すことしか能のない会長を相手にしないといけないようです

あの転入生の相手をして、ただでさえ精神的に疲れているというのに
 今日は厄日か何かですか

「(ハァ)…何ですか?」

「転入生はどんな感じのやつだった」

 
クエスチョンマークがないところがまた……


「…気になるのでしたら、最初からあなたが迎えに行けばよかったでしょう?」

「うるせぇ。会長であるこの俺様にそんな面倒なことをやれと言うのか」


はいそうですが、何か?

あなたが言う‘面倒なこと’をしたのは誰だと思ってるのですか


「俺様は転入生はどんな奴だったのかと聞いている」

「自分の目で見たほうがいいと思いますよ?昼休みに食堂に行ってみたらどうですか?とても目立つ姿をしているので、すぐに見つかると思いますよ」

「食堂か……」


腕を組み、何やら思案顔になる会長


「…久しぶりに食堂に行ってみるか」

 
 おやこれは珍しい

会長が親衛隊で溢れている食堂に行くなんて…

どんだけ転入生が気になるんだ