生徒会室に着いた

少しの間来ていなかっただけなのに、何故かとても懐かしく感じる


ドアに近づき耳を済ます

……………。

よし。毬藻はいないようだ
でも、人の気配はある…圭たちかな？


ガチャ
ドアを開け中に入ると、

「あ…ユーちゃん！！」

「ユウ！！」


ガタッと立ち上がりこちらを見て驚きの声をあげる絢と圭がいた


「二人ともお久しぶりで…す？」
ゴン

思わず語尾が疑問系に
そして、頭部に激痛


理由は二人が抱きついてきたから

おかげで背後にあったドアに思いっきり後頭部をぶつけた
当たり前だ男が二人飛びついてきたんだから
支えきれるはずがないだろ


「っ、」
ものすごく痛い

「ユウちゃんユウちゃん！会いたかった！！！すっごく会いたかった〜！！」
私に抱きつき頭をぐりぐり擦り付けてくる絢

「ユウ会いた…った！！」
ぎゅ〜っと抱きしめる力を強める圭