=絢SIDE=

「ばいば~い!!また今度ねぇ~」

「はい!!絢様!!」


へらへらと笑って、ひらひらと手を振りながら、かわいいチワワちゃんと別れる


はぁ~疲れた…
思わずため息が漏れた
正直、ああいう媚を売る子は苦手…というかむしろ嫌いだ

本当は関わりたくもないんだけど…っと、もう8時30分だ
生徒会室に行かなきゃ



ガチャ

「みんな~おはよ~」

生徒会室のドアを開ければ、いつものメンバーがいつも通りいた
俺のお気に入りのユーちゃんと、犬みたいなケーちゃん


「わぁ~今日もユーちゃんかわいいねぇ~」

ガバッと背後から抱きつく
本当、ユーちゃんは抱き心地がいいよね
しかも、すっごく安心する


「ユーちゃんは、俺のなの~!!」

「違…う!ユウは俺…の!!」


抱きついていた腕の力をギュ~~っと強めながら、ユーちゃんの首筋に顔を埋める

はぁ~やっぱ、ユーちゃんのにおいは落ち着くな~