「……じゃあ、朝になるまで待ってたら?」

「え?いや、迷惑かかるしいい……。それに、ご家族にも悪いし」

「僕1人暮らしだから別に構わないよ」

「あ、そうなんだ……」

うーんどうしようかなぁ。
良い人っぽいけど、見ず知らずの男の人の家に泊まるのも危ない気がする。
でもこんな夜中にわざわざ送ってもらうのも悪いし……。


「じゃあ、泊めてもらってもいいですか?」

「どうぞ」
満面の笑顔に、少しキュンとしてしまった。
……可愛い。