何よ。
さっきまで同い年くらいだと思ってたくせにいきなり子供扱いして……。
まぁ、確かにまだまだ子供だからこれ以上何も言い返せないけど。
「あ、喉渇いたよね。お茶とコーヒーしかないけど、どっちがいい?」
「じゃあ、お茶下さい」
啓さんは何故かニコニコ笑いながらお茶を持ってきた。
「……何笑ってるんですか?」
「いや、分かりやすい子だなぁと思って」
分かりやすい?
「何がですか?」
「年齢言った途端、敬語になったから」
「そりゃあそうでしょう!」
「あはははは」
何故か啓さんは面白そうに笑っていた。
変な人……。