「命に別条は無いでしょう。傷口がふさがるまで安静にしていてくださいね」

「はい・・・」


あたしはため息をついた。



藤村君にあんなファンが居たなんて・・・。

それに、緩奈ちゃんが全部隠してくれてたんだね。

心配してるかな?

一応メールしておこう。


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 命に別条は無いって★

 明日からも普通に学校行くから!

 ちゃんと話聞かせてね!!

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送信...



出来るだけ元気にメール。

心配させるのもなんだし、もう傷もあんまり痛くない。



ただ────

心は...痛い。



好きじゃないのに付き合って、緩奈ちゃんやファンの子傷つけた・・・。

自分勝手すぎるよね、あたし・・・。