「み、瑞希君おはよー・・・」

あたしは教室に入ると瑞希君の様子を窺うように挨拶をしてみた。

「ん、おはよ」

瑞希君も返してくれる。



いつも通りの朝。



昨日どうしたの?なんて。

きいてもいいのかな。



「ごめんね昨日・・・」

良く分かんないから謝っておこう。

「急用だったよね?今さらでごめん」



「・・・いや、なんか良く分かんないメールしてごめんな?」

困った顔で瑞希君は笑う。



なんか沈黙・・・

ってゆうか空気重い。

どうしようー・・・



「はぁあるちーん!!」

そんな沈黙を破ったのは、緩奈ちゃんだった。

「昨日どうだった?藤村君と!」



・・・ちょ!!

今それ言っちゃう?!

「あ、あのね、緩奈ちゃん・・・」

「って、結果は分かってるけどね!!藤村君から聞いちゃった」

「あの、今その話は」

「誰だかよく分かんないけどメールに邪魔されちゃったんだよね?告白」