side 春


「あああーっ!!!」

あたしは自分の部屋で絶叫。


瑞希君からのメール、完璧に無視してたあたし。

夜になって開いてみると、あたしはもう泣きそうだった。




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 今すぐ会いたい

 無理言ってるのは分かるけど

 会いたい

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なにこれ・・・

超無視しちゃいけないやつじゃん・・・


ってゆうかあたしも会えるなら会いたいんだけど。



ガチャ



あたしが1人で落ち込んでると、アイスを持った聖が部屋に入ってきた。

「春?なにそのブスくれた顔」

「う、うっさいわね!」

聖はアイスを持ったままクククと笑う。

「・・・アイス」

「あ、はいよ。一緒に食おうぜ」

あたしの大好きなチョコミントをさし出す聖。



あたしの好みをちゃんと理解してるなんて。

可愛い弟め。



「んで?なんで落ち込んでんの?」

「話聞いてくれるの?」

「まあな」