何か言いかけたけどさえぎっちゃった。

怒ってるかな・・・?

怒ってるよね。



「いいよ」



あたしは藤村君と赤外線をした。

「ありがとう。メールするね」

「うん」

「そろそろ遅いし帰ろうか?」

「そうだね」




さっきのって、もしかして告白しようとしてた?

もしそうだったら超悪い事したかも・・・。



ってゆうかなんかさっきから沈黙・・

「ふ、藤村君」

「ん?」

沈黙に耐えられなくて話しかけたあたし。

「え、えっと・・・藤村君てすごいモテるんだよね?」


なんかすごい変な事を口走った。

「え、ちょっと春ちゃん、何ゆってんの」

隣で藤村君は笑う。



「あ、えー、えっと、緩奈ちゃんが学年1モテるって言ってたから・・」

「え?俺が?・・・いや、俺は去年のミスタコン2位だったよ」

ミスタコン?

って、ミスターコンテスト?

「すごいじゃん!! 1位は去年の3年生?」

「違う違う! 1位はね、瑞希だよ」

え、瑞希君?

「へぇ~、そっかぁ・・・」