「よくねぇっ!好きなやつを泣かされて黙ってられっかよ!」



好きな‥‥やつ?


‥‥うん‥‥って、



えぇーっ!?!?


「好きって‥‥」

「そうだよ!悪いかよ!」

「誰を!?!?」


「お前しかいねぇし」

晴希が私を、好き‥‥――!?

「えっ‥と、あの‥‥」

「キョドんなっ。お前はどうなんだよ」

晴希が真っ直ぐ私を見つめる。