「……え。」

今、なんて言った?


「だから、オレも兎の作ったの…食っていい?」

平然と言ってますけど、蒼空くん。


君、親のご飯あるでしょ?

「え、でも………お母さんとかが作っちゃってるでしょ?」


私は料理するの好きだし、普段から趣味で作ってたりするからそんな不味いとか、そう言うのはないと思うけど………。


それって私ん家に来るって事だよね!?



「あー、そうかもしんねぇけど……、兎一人にすんとか心配だし。」

頭をポリポリ掻いきながらボソッとなんか呟いてて最後の方聞こえないし。


「お母さんがせっかく作ってくれてるかもしれないのに、それは悪いよ。」



それに、蒼空と二人でご飯食べるとか……


ドキドキしすぎてなんかしでかしそう。


すると、蒼空は急にケータイを取り出して何やらやってますよ。



「……━━━━あぁ、いらねぇから。わーってる、じゃあな。」


誰かと電話してるみたいですね、でもすぐ終わりましたよ。



思わずポカン。