先輩が行っちゃった後に蒼空も、
「オレも負けねーように頑張んから。よろしくな?ちび兎。」
と私に何をしでかすのか分からないような言葉を残し教室に入って男子の輪に入って行ってしまった。
まぁ、告白の事で大夫突っ込まれてるけど。
突っ込まれてる声が大き過ぎて私に全部聞こえてるし……。
……思わず赤面。
………………は、恥ずかしい。
廊下にいた野次馬もギャーギャー騒ぎながらも丁度予鈴が鳴ったのでしぶしぶと自分達の教室へ戻って行った。
私もおずおずと教室に入って麗奈ちゃんの所へ。
麗奈ちゃんの席に行く途中に聞こえてきた女子全員の羨ましいと言う声。
みんなこっち見てるし、と言うよりも……あれは私を睨んでいるのだろうか?
よく分からないけど何となく……怖い。
麗奈ちゃんの所に着くと超スマイルでお出迎え、そして耳元で小声で…、
「占い、当たったね。」
そしてその一言でようやく気付いた。
最大のモテ期、マジできちゃった?