『は、恥ずかしいですね……』


小さい体が余計にシュウウウって縮んだ気がする。


それがおもしろくってちょっと笑いそうになった。


『とりあえず、行ってきたら?』


『わわわわ、そうでした!いっでぎます』


なんて、忘れてたのか思い出すと高速で走ってトイレに入って行った。



『おもしろいやつ……』


行ったことだし、帰ろうと思うけど……、

なんか、気になって帰るに帰れない。


それに、赤くなってた顔がなぜにかすげー可愛く見えて頭から離れない。


女の赤くなった顔なんて何回も見たことあんのにな。

なんでだ?


とりあえず女が戻ってくるのを待つことにして近くにあった柱にもたれた。