「や……、そのっ、そういう意味で言ったわけじゃ……!」


ジリジリと顔を近づけてくる蒼空。


キスされる……!

私はギュッと目を瞑った。






……あれ?中々来ないと思ったら、


「…………なーんてな」

そんな声が聞こえ目を開ける。



「え?」


蒼空の方を見たらニヤニヤしててそれがキスはは冗談だったということを示しているわけで……。



「〜っ!そ、蒼空の馬鹿ーーー!!」


目を瞑った私が馬鹿みたいじゃん!


ってか自分もなんでされようとしてんの……!?


考えれば考えるほど自分のしてた行動が恥ずかしくて顔が熱い。