「え、え……ど、どんくらい……?」


タダでって訳にはいかないことは分かってる。


けどどうしよう、すごい金額請求されたりしたら……。


あんまり高かったら教えてもらいたいけどやめとこうかな……。




「んー、まぁそれは秘密かな」


ひ、秘密……!?


ますます恐ろしい。

自分でどうしようも出来なくなるのは大変だからお断りしよう……。



「蒼空……ごめんお金払えなかったら困るからやめ「金じゃねーよ?」


断ろうとしたら途中で遮られた。


「え?お金じゃないの?」


じゃあ、何で払うの?



「そんなもんいらん、とりあえず強制だからな」


「え、何で払えばいいの!?」

「だから、それはひーみつ」


「ちょ、蒼空……!」


前を向いてしまった蒼空を呼び止める声が出かかったらしくそのあとに先生に何度も授業中差された。


蒼空にも笑われててくそーって何度思ったか。


「さ、最悪だぁ……」