「おめーら、二人……俺の授業中も爆睡で終わらせるなんてことがあったら許さねーぞ?」



「はい……すみません」


そしてそのまま次の科目の時間になってて最悪なことに数学の時間。

担任は中々のご機嫌で私と蒼空を夢の世界からの帰宅を出迎えてくれた。



「眠いもんはしょうがないすっよ、ゴーちゃん」


蒼空は担任とは仲が良くって苗字が本郷(ほんごう)のところからゴーちゃんとまで言ってる仲。


「まぁ、お前は数学出来るからまだいいとして、乃咲!お前は出来ねぇんだから寝てる場合じゃねぇんだよ」


「はい……気をつけます……」



はぁ……また怒られた……。


雨の日に怒られるとテンションが余計下がります……。