高校にはすぐ着いた。
バスを降り俺たちの通う青陵高校の門へと
向かう。



そこで俺はあなたと出会ったんだ。



新入生でにぎわう門のを通りすぎで行くあんたに…。



俺はあなたを見て胸のあたりが
苦しくなった。俺はついそこにしゃがみ
こんでしまった。



「おい?修也?大丈夫か?」



「あぁ。ちゃっとめまいがしただけ。
もう大丈夫。」



俺が顔をあげたときには
あなたはもう見えなかった。



俺は何故あんなに胸のあたりが苦しくなったのかが
今はまだ分かっていなかったんだ…。