俺はそんなことを思い出しながら
勇樹と近くのバス停に向かった。



勇樹はまた
「高校ではぜってぇ〜彼女つくるから〜」と
自分に言い聞かせていた。



「修也はまた告られても
断り続けるのか〜?」
っと勇樹が俺に問いかけてくる。



「あ?分かんねー…。」
っと抵当に答える。



俺は思ったんだ。出会えるのだろうか…?
俺は心が弾むほどの人に会えるのだろうか?
ねぇ?誰か俺に教えて?
俺は一生ひとりなのか…


「ん?修也?聞いてるのか〜?」



「あ…わりぃ考え事してた。」


「へぇ〜修也が考え事ね〜。
どした?彼女欲しいとか考えてたの?」



「違ぇーよ。お前の口はどうしたら
止まるのかを考えてたんだよ。
お前はいつもしゃべり続けてるからな。」



「うわっ。修ちゃんヒドイ〜。
なんだよ〜もういいわ〜あ。バス来た♪乗ろうぜ〜」



俺と勇樹はバスに乗り込んだ。
バスの中には結構高校生が乗っていた。