「…ピピピピィ…」
目覚ましの音が部屋に響く。
その音を聞いてひとりの男が目を覚ます。
藤岡 修也(ふじおか しゅうや)。
今日から高校生になる。




「修也~!?もう7時だよ?今日は始業式なんだから
早く起きなさい!」 
そう言うなりいきなり布団をめくりあげた。  




「あぁ分かったよ。」 




「ったくまだまだ子供だね~」  





このおせっかい女は俺の姉貴の
藤岡 夕菜(ふじおか ゆうな)今年で19才だ。



「早く来なよ?ご飯できてるんだから~」


俺は適当に返事をかえし朝起きたばかりの
体を起こしスウェットのまま
リビングへ向かった。