『はぁ…』
『おまえなぁ…泣くくらいなら皆実に会いに行け!!』
『…ッだって・・』
『だってじゃねぇよ!!!』
男のくせに 泣いて…
 ほんと、ダメじゃん。
『皆実はまってっぞ!!!』


そういうと、春樹の家にお客さん。
 ピ--ンポ--ン

『ぁ-はいはい?ぉ-… あがって。』
『うん・』

ん? かわいらしい…声。

『龍。紹介するわ…彼女の ちぃ。』
『…はじめまして。武本 千絵(たけもと ちえ)ですッ』
 というと、小柄な知恵は、ペコっとあいさつした。
『ども…つかさ、聞いてね-んだけど?』
『ぁ?いってなかったっけぇ??』
『千絵ちゃん…?』
『あ、はい』
『春樹のどこが、い-の??』
『…う-ん かわいいとこ』
『ぶッ ぁははははは』
『わらうなよ。つ-か、なんだそりゃ』
『…おれ、皆実に会いに行ってくるわ。』
決心がついた。 たったいま。
『おう。 いってら』



走る…俺。

ちくしょう もっと、ましな服きてくればよかったッッ