『……何をすれば取り戻せるの?』



『……唯が僕のものだという
確信が欲しいんだ』



『……うん。』



『…僕の言うことなら何でも受け入れてくれるよね…?』



『……うん。』



聖はようやく安心したように
いつものように笑ってくれた。



『…じゃあ、唯の全てをココで見せて。』



『…全て?』



聖は私のブラウスに手をかけ
器用にボタンをはずしていった。




顔が熱くなる。



こんなリビングの明るいところで、聖に身体の隅々までみられる…




『……続きは、できるよね?』




ブラウスのボタンが全部はずされる。





……続き…





『………ぜんぶ?』





聖は何も応えなかった。

けれど、聖に応えたかった。




制服を脱ぎ捨てて、
下着だけで聖の前に立つ。




聖の視線はいつも私の内側を
強く激しく燻らせる。





『……どうしたの?
それで終わりじゃないよね?』






『………っ!』






恥ずかしくて指が震えそうになる。






震えないように力をいれて
ブラジャーのホックを外す。





外気にさらされてか
聖の視線に晒されてか

敏感な部分が反応し膨れ立つ。





聖の冷静な視線が
更に下半身を煽りたたせる。





『………聖………恥ずかしい…』





聖は待ちくたびれたかのように
自分のすぐ後ろにあった椅子に座り静かに私を見つめた。





『……何度も言わせないで?

唯のこと嫌いになっちゃうよ?』




『…!!ごめ…なさい』





私は慌てて最後の布を
身体から剥ぎ取った。