『さて…と。
移動しようか?』


『…どこにですか?』


『どっか行きたいとこある?』


『ないです。』


『じゃあ、ゆっくりできるとこ♪』



そう言うと幸先輩は私の腕を素早く引っ張り躊躇なく歩き出した。