『ごちそうさま…』


全部食べた皿を見て
満足そうに聖が微笑む。


『歯を磨いておいで。
食器は片しておくから』


私は言われるままに
洗面所に向かう。


小さい頃から変わらない習慣。


変わったのはあの頃からプラスされた
聖と私の”確認”の時間があること。