駅前からあのバス停がよくみえる
マックに入る。


店内は暇をもて余したような
高校生のグループがなん組かたむろっていた。


こうゆうところは
変に絡まれるから好きじゃない。


テーブル席はほぼ満席だけど
通りに面したカウンター席は
思いの外ガラガラだった。



ちょうどいい。



ここからならバス停が見える。



…本当に何してんだろう。。



自分でも整理しきれない感情が
あのメールをしてから溢れ出すようにおきていた。



聖を失えないことはわかりきってる。



聖しか私の欲しいものを与えてくれない。


跡が残るくらい力強く抱き締めてくれる腕や、
いつでも横にいて手を伸ばせば握り返して微笑んでくれる。



いつも遠くで手を広げて待っててくれるのに、
決して抱き締めてくれることのない手なんかより…。





でも、…だけど、



どうしても我慢できない何かが
出逢うことを求めてしまう。