そんな会話が遠ざかっていきながら
微かに聞こえてきた。


彼らの言う方向を見てみると、
窓際カウンターに座ってる彼女を見つけた。


彼女は手元の携帯をみていたが
近づいてきた彼に気づくとやがて二人で店を出ていった。



それはとてもお似合いの
高校生カップルにみえた。



その方向からゆっくりとバスが
近づいてくるのが見えたけど、

足はバス停から離れ自然と歩き出していた。