「はい、いっちゃんこれ!」


ささくんがずいっと私に伏せられたカードの束を渡す。

「・・・??」
「大富豪だってさ。歓迎会一発目でサークル活動もしちゃおうってことらしいぜ!」
「あ、・・うんっ」


受け取ってカードを見る。




(・・・うわぁ、弱っ)





「ダイアの3誰~?」
「あ、アタシー」



大富豪は嫌いじゃない。
もちろんよく知らないゲームもよくやるけれど。







・・・このサークルの人たちともっと仲良くしたい。







昔の記憶を埋め尽くせるくらい、楽しみたい。そう思うのは、いけないことなのかな?