「わー、サークルの部屋ってこんななんですね!・・・そういえばどんなサークルか聞いてませんでした」
「よくぞ聞いてくれた!!」
ガシャンッ!と部屋の扉が勢いよく開いたかと思えば、ささくんが楽しそうに登場した。
「え、えっと・・?」
乃架ちゃんが珍しく困惑している。
「カード&ボードゲームサークルへようこそ!!」
パンパパパン!と勝手にクラッカーを鳴らし、後ろから木原くんがやってきてチューハイやらビールを机に並べる。
「頼んだのは買ってきてくれたかしら?」
「はい、加奈センパイ!これっすよね!」
そうそう、これこれ。と加奈先輩が袋から取り出したのは、ケーキ。
「改めまして、カジノサークルへようこそ。部長の三上加奈よ。よろしくね、のっちぃ」
「のっ・・・?」
乃架ちゃんが相変わらず困惑している。
勝手にあだ名をつけられて困っているようだった。
そのせいで、サークル名が変わってることにすらツッコむ気力はないらしい。
思えば私も、知らない間に”いっちゃん”なんてあだ名をつけられていたのだが、今ではすっかり馴染んでしまった。
このように加奈先輩は色んな人に独自のあだ名をよくつける。
「”のっちぃ”いっすね、そのあだ名!俺もそう呼ぶぜ!」
ささくんがハイテンションで乃架ちゃんの横に座る。
ちょっと羨ましいな、なんて。
「ほら」
余所見をしていたら、私の前の前に缶ジュースが置かれる。
「・・・あ、ありがとう、木原くん」
そういえば、木原くんはさっきから食べ物やお酒を並べていた。
クールで静かなせいか、あまり目立たない木原くんに私は少し驚いてしまった。
「・・・って、あれ、私だけジュースなの?」
「ダメだったか?」
「あ、ううん・・お酒苦手だから大丈夫、ありがとう」
「そうか」
木原くんはやっぱりちょっと苦手。
喋りにくいし、雰囲気が少し怖い。・・・悪い人じゃないのはもちろん知ってるのに。
「・・・ふう」
木原くんは、私の斜め前に腰掛けて、缶ビールを開ける。
そして独自のペースを守って飲み始める。
前の記憶がない分、皆ともっと仲良くしたいな・・・
「よくぞ聞いてくれた!!」
ガシャンッ!と部屋の扉が勢いよく開いたかと思えば、ささくんが楽しそうに登場した。
「え、えっと・・?」
乃架ちゃんが珍しく困惑している。
「カード&ボードゲームサークルへようこそ!!」
パンパパパン!と勝手にクラッカーを鳴らし、後ろから木原くんがやってきてチューハイやらビールを机に並べる。
「頼んだのは買ってきてくれたかしら?」
「はい、加奈センパイ!これっすよね!」
そうそう、これこれ。と加奈先輩が袋から取り出したのは、ケーキ。
「改めまして、カジノサークルへようこそ。部長の三上加奈よ。よろしくね、のっちぃ」
「のっ・・・?」
乃架ちゃんが相変わらず困惑している。
勝手にあだ名をつけられて困っているようだった。
そのせいで、サークル名が変わってることにすらツッコむ気力はないらしい。
思えば私も、知らない間に”いっちゃん”なんてあだ名をつけられていたのだが、今ではすっかり馴染んでしまった。
このように加奈先輩は色んな人に独自のあだ名をよくつける。
「”のっちぃ”いっすね、そのあだ名!俺もそう呼ぶぜ!」
ささくんがハイテンションで乃架ちゃんの横に座る。
ちょっと羨ましいな、なんて。
「ほら」
余所見をしていたら、私の前の前に缶ジュースが置かれる。
「・・・あ、ありがとう、木原くん」
そういえば、木原くんはさっきから食べ物やお酒を並べていた。
クールで静かなせいか、あまり目立たない木原くんに私は少し驚いてしまった。
「・・・って、あれ、私だけジュースなの?」
「ダメだったか?」
「あ、ううん・・お酒苦手だから大丈夫、ありがとう」
「そうか」
木原くんはやっぱりちょっと苦手。
喋りにくいし、雰囲気が少し怖い。・・・悪い人じゃないのはもちろん知ってるのに。
「・・・ふう」
木原くんは、私の斜め前に腰掛けて、缶ビールを開ける。
そして独自のペースを守って飲み始める。
前の記憶がない分、皆ともっと仲良くしたいな・・・