「ふわぁ~~いつか先輩、目がまわります~ぅ~~」
「乃架ちゃん、それ置いて!お酒置いて!!?」



ぐるぐると身体を揺らしている乃架ちゃん。
周りの人たちもだいぶ出来上がっているようだ。




「ふ、ふふ・・~・・・革命・・8ぎり・・あがりぃ・・」




(ああ、加奈先輩まで・・)





私以外は全員お酒を飲んでいたので、小さい部室はかなりお酒臭くなっていた。
しかも皆酔っている。




・・・あ、




「ささ、離れろって・・」
「ぐぁー。俺の金が、金が巻き上げられるぅうう、加奈センパイ、勘弁してくださ・・!」
「・・・・。」


困ってる木原くんと、目が合った。
そして、ため息を思い切り吐かれた。



「朝野、悪いんだけど・・水、買ってきてくれるか?」
「あ、・・うん、分かったよ。」
「悪いな」





立ち上がって、部室から出て自動販売機へと向かう。





ちなみに部屋から自動販売機までは徒歩3分くらいで着く。
どちらも大学の敷地内だけど結構面積があるので、自動販売機のある場所は何ヶ所も設置されている。
そういう訳で、部室から一番近いのは徒歩3分で着くこの自動販売機だということ。





紙コップの販売機と、缶とペットボトルの入った販売機が2つずつ置いてある。





私はペットボトルの水をとりあえず3本買って戻ることにした。