時間が来てナイトシフト1の工場に行くと、紙で出来たキャップを被る。


これはキウイに髪の毛が入るのを防ぐ為で、パッキングラインの人は手袋もする。


髭が生えた人は口元にもしなければならなかったので、それがおかしかった。


トレーラインに行くと、左はブラジルの男の人、そして右はあたしと同じアジア人の女の子だった。


何人なんだろう?眼鏡をかけた背の高い賢そうな女の子だった。


「ハロー!私はミルク。中国人よ。あなたは?」


彼女から声をかけられた。


「ハロー!あたしはメイ。日本人だよ」


「私は友達と働きに来てるんだ。あなたは1人?」


「ううん。マオリの人達と一緒だよ」


「そっか。今日からヨロシクね」


「うん。ヨロシク!」